初冬の行者修行の感想
平成14年の初冬の行者修行は11月9日から10日の1泊2日の日程で日本随一の霊山である木曽の御嶽で行われました。11月9日、新潟に驚異の早さで訪れた冬、しかも吹雪になるほど日本全体が冷え込んだ天候…木曽の御嶽の山中も何時にない雪の世界でした。そんな山麓で寒さに震えながら共同作業をし、計5回の滝打たれをこなし、更に宮本武蔵の打たれた滝に打たれました。夕方暗くなっての滝打たれ、深夜の一人打たれ、早朝の滝打たれは寒さの故に大きなプレッシャーとなりましたが、「嫌な事をやり通す」事から感動をと出会い本来の自分に近づきました。(小屋守り 田巻 記) |
●昨年のように落差の大きな滝に打たれた訳ではなかったが、やはり滝打たれは恐怖そのものだった。「あの時を思えばできる」は全くのウソで、「今勇気を出さねばできない」が正しいのだと思った (37才 女) |
●手を入れるだけでも冷たいのに、そんな水に6回も打たれた。イジケて学校に行かなかったけど、明日から行こうと思う。回りはどうあれ、ボクがどこまでやれるかの事なのだと思う (小学6年生 男) |
●寒かった。ピンチにうろたえひるむ自分を隠す必要はないのだった。隠すより向かってゆく事に力を沸かせなければならないのだった。 (20才大学生 男) |
●「例えば幽霊がいたってしかたないじゃないか。一切の事が自分のやるべきことをやらない理由にはならない。回りの状況も理由にはならない。最後はやる気がないに尽きる」という青木代表の言葉は強烈だった。寒さと怖さの深夜の一人打たれで一切一人で学んだと思う。 (45才 女) |
●こんなに寒いとは思わなかった。全部をコナせて満足だ。すべては今までの自分がかわらなければ解決にはならない事を思った。 (40才会社経営 男) |
●滝打たれもすごいが共同作業から自分や回りの人の特異さを知った。ふだんの生活が滝打たれに出るのであって、滝打たれることだけしか見えなくては未熟者なのだ (26才会社員 男) |
●宮本武蔵の打たれた滝に打たれて武蔵の必死さが分かったように思った。案外、武蔵の精神は弱かったように思えた。だからこそ武蔵の頑張り必死さを見習いたい (23才会社員 男) |